2014年11月23日日曜日

フィルムシチュエーション取り比べ

X-E2にはフィルムシチュエーションがあり、それぞれのフィルムの特徴をもったシチュエーションで撮影することができます。今回はrawで撮影し、それぞれカメラ内現像したものを比べてみようと思います。(主観中心になります)

使用機材
  • カメラ : X-E2
  • レンズ: XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
  • 焦点距離 : 135mm(35mm換算 203mm)
  • 絞り値 : f/5.6
  • ISO感度 : 400
  • 露出時間 : 1/150秒
  • 露出補正 : 0ステップ
①Provia
Proviaで撮影したものです。これを基本に他のシチュエーションで撮影したものと比べてみようと思います。

②ASTIA
ASTIAで撮影したものです。Proviaと比べるとやや黄色と赤の発色が鮮やかです。ASTIAは元々ポートレートに適したフィルムで人肌を綺麗に見せます。なので肌色を綺麗に表現するためにこの2色の発色がやや強いのかもしれません。ただし、不自然なほど鮮やかというわけではなく、あくまで自然に鮮やかに見えるようになってます。


③Velvia
Velviaで撮影したものです。これは分かりやすく黄色と赤の発色が強く、葉の輪郭もシャープに写します。特にASTIAと比べて、赤色が強く出ます。実際に見るよりも色を鮮やかにはっきりと見せてくれます。紅葉との相性は非常に良いです。


④Pro_Neg_Hi
Pro_Neg_Hiで撮影したものです。Proviaと比べて色が控えめに出てます。Proviaも実際に見たものに近いですが、Pro_Neg_Hiで撮影した写真のほうが再現性が良いように感じます。


⑤Pro_Neg_Std
Pro_Neg_Stdで撮影したものです。Pro_Neg_Hiよりもコントラストが低く、少し色が抜けたような描写をしてます。格あるシチュエーションでもっとも落ち着いた描写をしてます。鮮やかな風景を表現するよりも、落ち葉といった大人しい場面で力を発揮するモードだと思います。

まとめ

  • Provia:基本となるモードで、再現性も高くさまざまな場面で使用するモードです。一方で構図、ホワイトバランスを工夫しないと平凡な写真になりやすいので、撮影者の腕が試されるモードでもあると思います。
  • ASTIA : Proviaよりもやや発色が鮮やかで、人の目に綺麗に写るように撮れるモードです。Proviaと同じくさまざまな場面で使用できます。私はこのモードを内部のパラメータをいじって常用してます。
  • Velvia:色をはっきりとだし、シャープネスも高いです。紅葉や風景をくっきり表現し、印象に残る写真を撮れます。ただし、人によっては不自然に感じることもあります。
  • Pro_Neg_Hi:やや色を控えめに出しつつも、メリハリがある描写をします。私は人物を撮るときはASTIAよりもこのモードを使用することが多いです。
  • Pro_Neg_Std:発色を抑えて、コントラストも控えめです。場面は選びますが、露出補正やホワイトバランスを工夫すると独特の雰囲気で撮影できます。

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