2016年1月23日土曜日

X-Pro2を触ってきた

 今日は六本木にあるフジフィルムスクエアに行ってきました。目的はもちろんX-Pro2です。いろんなサイトで言われている「画質」を確認してきました。

  • 画素数が上がった影響は?


 X-Pro2では1630万画素→2430万画素にアップしてます。説明員いわく「まだ、カメラの性能を画素数で判断される方が多いので・・・」とのこと。これは消費者のせいですね。結局、写真のサンプルを見て良いと思っても、1600万画素だと、他のメーカーにカタログ値で見劣りして他社のカメラを買ってしまうということです。営業的にも売り文句は必要なのでしょうがないですね。
 では、実際の画質の変化はどうだったかというと、解像感は純粋にアップしてます。ですが、口コミで言われているとおり、階調は悪化してます。やはり、画素のピッチが狭くなって特に暗部の黒ツブレは目立つようになりました。説明員さんも苦笑しながら、

説明員さん「そうなんですよねー。階調表現が劣る場面があるんですよ(笑)」
私「やっぱりそうですか。正直,APS-Cだったら1200万画素でも十分ですよねー。なんとかなりませんかね。」

説明員さん「なりますよ」

私「え!?」
説明員さん「これはある意味裏技なんですけど・・・画素数で写真の良さを判断しない方に教えている方法があります。お客さまは階調を気にしているので教えましょう。」

発売前なので方法は書きませんが、結論から言えばX-Pro1と同等かそれ以上の階調表現ができました。実際に同じ場面を撮ってみたところ、通常の場合では黒つぶれした部分がきれいに表現できました。これから新しく出る機種はこのセンサとプロセッサになるので心配だったのですが、一安心ですね。ちなみに今までの話はカラーの話です。モノクロに関しては

私「ACROSすげー!!!!」

ケチのつけようが無かったです。ライカのモノクロ専用機が欲しいと思ってた心が無くなる位の衝撃でした。プリントしてもモノクロフィルムに近い美しい写真でした。ハイライト部から暗部への中間のなめらかさとコントラストの両立がすばらしかった。
 とまぁ、私の見たところ画質に関しては問題は無さそうです。(高感度を確認するの忘れたorz)

ちなみに価格が高いと文句言ってる人が多いみたいですが、一昔前のカメラの値段を調べると良いですよ。私はこれでも技術者の端くれです。

私「これ、本当の適正価格って25万前後じゃないですか?」
説明員「良い見積もりですね(笑)」
私「フィルム時代はボディにすべてをつぎ込めれば良いけど、今はセンサも設計しなくてはならないのなら、むしろボディの値段は上がるはずですよね。」
説明員「まさにそのとおりなんです。」
私「どこも厳しいですよねー・・・」

いくら製造工程が効率化したからといって、要求仕様が上がっているのだから本来、価格はそんなに変わらないはず。価値を見出したら、適正価格で買う社会にしないとイカンね。

私の結論として画質は裏技を使えば問題ないです。これで安心してX-T2を待てる。
「え?買わないのかって? 猫を撮影するのにチルト液晶がないとツライから、X-T2待ちです。」

2016年1月17日日曜日

X-Pro2が発表されましたね

 先日、フジフィルムからX-Pro2が発表されました。皆さん、各サイトで様々な反応をしています。私の意見としては、機能面に関しては正常進化で、画質は「?」というところですね。
 機能面に関しては

  1. 感度がISO12800まで標準になった(写真として見れるかは分からない)
  2. 連写が強化
  3. 露出補正が-5.0EV~+5.0EVに強化
  4. メカニカルシャッター1/8000秒+電子シャッター
  5. AFの強化
  6. EVFの性能が上がり、OVFの視野率もやや良くなった
 このへんは大方の人の予想通りですね。Pro-1で使いにくい、足りないといった点を確実につぶしてきました。
 反対に画質はどうか?サンプル画像が公式サイトに載ったとはいえ、まだ情報が少ないです。気になるのは画素数が2400万画素に上がったこと。センサとプロセッサーの世代が変わったとはいえ、基本技術は一緒なので、普通なら高感度性能は落ちます。これがどうなってるのかが気になります。
 あとは階調です。これが私が一番気になってしまった点で、公式サイトのサンプルを見る限り、悪くなっているように思えます(ISOやレンズ、フィルムモードが違うので正確な比較ではない)。まず、拡大表示したときは、画素数が上がってるので、解像度はPro-1より良いです。ただ、拡大せずに写真全体を見たとき、Pro-2は暗部が黒のべた塗りみたいになっています。Pro-1は暗部もコントラストが高い部分も粘って描写しています。簡単に言えば階調表現が良いってことです。
 メーカーが絶対の自信があると言うなら、Pro-1とPro-2で同条件で撮影した比較画像をあげてもらいたいですね。
 まぁ、PCの画面上で見れる印象はこんなところですね。百聞は一見にしかずなので今週の土曜日に実機を触りに行ってきます。

PS. 家の近くの朝の風景と松田町の寄のロウバイ祭りの写真です
フジカラーSUPERIA X-TRA400 Zeiss Ikon ZM ズマロン35mmF3.5

X-E2 + ULTRA WIDE- HELIAR12mm F5.6 Aspherical Ⅱ

2016年1月11日月曜日

新しいカメラの発表が待ち遠しい

 先日、ニコンからD500の発表がありましたね。これはキャノンの7D Mark2 に対応する機種ですね。とはいえ、私は富士ユーザーなので買うことは在りません。でも、カタログスペックは気になるもんです。と言うわけでD500、X-T1、7D Mark2をカタログスペックで比較してみようと思う。
 というわけで、みんな大好き価格.comの比較表です。


 まず、画素数から見ていきますか。ちなみにセンサーサイズはすべてAPS-Cですね。D500, 7D Mark2ともに約2000万画素、X-T1は1600万画素と画素数を抑えてます。ここに鍵がありそうです。センサーサイズがAPS-Cの場合、連射速度、高感度耐性、階調を考えると約2000万画素位になるみたいです。ちなみに安い機種だと2400万画素前後のものがありますが、連射が遅い、高感度が弱いということもあるので、画素数が高いほど良いカメラと言うわけではないことです。

 次に撮影感度を見ると、D500が圧倒してます。ただし、フィルム時代と違って、どうもISO感度は各社で基準が違うようです。だから、カタログスペックで判断は危険です。これは、雑誌などに載っている感度別の写真を比べて参考にすると良いでしょう。

 ファインダーを見ていきましょう。先に謝っておきます。ここで、35mm換算の倍率で表記してるのはX-T1のみです。他の2機種は35mm換算に直すとD500は0.66倍前後、7D Mark2は0.63倍となります。カタログスペック盛ってますね・・・。光学ファインダーで視野率100%かつ等倍のファインダーのカメラは見たことありません。こればかりは、各社足並みを揃えて、きっちりと表記していただきたい。

 駆け足で、スペックを見ていきましたが少なくともD500はカタログ値だけなら化け物です。あとはサンプル写真や店頭で触ってみないと、このカタログ値が本当かどうかは分かりません。今年はX-Pro2の発表がありそうです。うわさでは2400万画素の新しいセンサが積まれるみたいですが、それで階調表現が悪くなったりしてないかが気になります。あとはX-T2も来年の今頃には発表されているでしょう。個人的には1200万画素くらいでISO12800まで写真が破綻せずに撮れるカメラだと良いんですがどうなるでしょうか・・・ まぁ、楽しみに待っています。

2016年1月9日土曜日

新年明けましておめでとうございます

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。昨年はいろいろありましたが、皆さんのおかげでなんとか1ヶ月に1度程度ですがブログを更新し続けることができました。今年も拙い写真ばかりを載せることになると思いますが、どうぞよろしくおねがいします。

お気に入りレンズEF400mmF5.6Lの作例を淡々と張っていく①

野鳥撮影でよく使うEF400mmF5.6Lのいろんなカメラでの作例をあげます。古いレンズですがいい写りをするのでお気に入りです。 カメラ X-T2 カメラ X-T2 カメラ EOS 1DX カメラ G9Pro